2017年12月14日
タイトルをご覧になって、「何のこと?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、これは昨日参加させて頂いた「TRONシンポジウム」で、冒頭に坂村健先生(東洋大学情報連携学部 学部長)がお話になった講演のテーマでした。
人工知能(AI)はこの2017年に飛躍的にレベルがあがり、私たちの生活の身近なところでもどんどん使われるようになっています。(iPhoneのSiriを使ったり、Google Homeなどを持っている方は、日々それを感じているかと思います。)そして大量のデータが集められるようにもなり、そしてすべての物がインターネット~クラウドを介してつながる社会になってきています。
そのような大きな社会が変化している中、教育はどの方向に向かっていく必要があるのか・・・そのようなお話も聞かせて頂きました。これだけ人工知能(AI)が普及している時代には、「自分の身のまわりの問題を解決するために、その人工知能(AI)を活用できる」ことが大切とのお話でした。そして、その人工知能(AI)に「こういうふうに作用しなさい」と指示する(=AIを使いこなす)ためには、少しの「プログラミング」ができることが欠かせません、ともおっしゃっていました。「読み書きそろばん」から「読み書きプログラミング」の時代がやってきています。
本校の情報科ではもともと、「プログラミング」について学ぶ授業がありますが、情報科の生徒に限定せずに広く生徒たちがこのような時代のニーズに応じられるように「プログラミング」や「アルゴリズム」「AI」を学ぶ環境を整えて行こうとの思いを強くしました。
と同時に、教育のこれからを考える立場にある私たち大人も、「分からない」とあきらめるのではなく、常に社会はどのような方向に向かっていて、これからテクノロジーがどのように進化していくのかを学び続ける必要があると痛感しています。
ということで・・・
私も中途半端な知識ではなくもっとしっかり学ぼうと本を買い込んできました。生徒の皆さんも、少し時間に余裕のあるこの時期、オンライン上で(無料で)学べるプログラミング講座などに挑戦してみてはいかがでしょうか?