2020年4月24日
コロナウィルスの感染拡大のため休校中の本校で、今週からオンライン授業を開始しました。
このオンライン授業をスタートさせたのは、在校生の皆さんにこれ以上「学びの空白の期間」を作ってはいけない、という危機感からでした。
とはいえ、今まで学校という「場」で、生徒の皆さんと「対面して」授業やホームルーム活動を行ってきた私たちが、急にオンラインでの教育に移行することは、簡単ではありませんでした。
皆さんとの連絡手段をどのようにするか、実際にオンライン授業はどのような形で行うのか(ライブ形式?動画を撮影しておいて、それを見てもらう形式?)、初めてのことですので分からないことが多くありました
それでも多くの先生たち、スタッフの皆さんが協力して今週、授業をスタートすることができました。こうした教職員の頑張っている姿に、正直私はとても感動しました。このような時期だからこそ、皆で協力して前に進む必要がある。それを学園のスタッフが行動で示してくれたと思います。
さきほどたまたま、生徒たちがこのオンライン授業で使用している「時間割」を見ていました。英語のある授業のページを見ると、そこに掲載されていたテキストの冒頭にこんな言葉が書かれていました。
Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.
The important thing is not to stop questioning.
アインシュタインの言葉です。過去から学び、今日を生き、明日への希望をつなげよう。もっとも大切なことは、考えること・問うことをやめないことだ。
誰もが予想しなかったパンデミックによって、今まさに大変な時期の真っ最中にいる私たち。過去、危機に直面した人類がどのように対応してきたかを学び、どうやったら今回の危機を克服できるかを常に考えながら、日々を生きる。そして、近い未来に絶対にこの状況を収束させるんだ、そしてこれからの社会を立て直すのだという希望を持って行動したいという、まさに今の気持ちに寄り添う言葉なのではないかと感じました。
明日・未来への希望を持って、今日を生きましょう。そして、明日のために学びましょう、行動しましょう。