家庭科は、料理・ファッションに何となく興味があった生徒を3年間で「プロの卵」としてさらに学べるようになるまでのベースを養成する学科です。その他にも、保育や住環境などについても学び、一人ひとりの興味・才能を活かした幅広い進路決定をすることが可能です。
1年次は調理実習・ファッションの製作の基礎を全員が学ぶ事で土台を築きます。2年次からは、被服製作を主体とした「ファッションコース」、調理実習を主体とした「フードコース」のどちらかに分かれ、より専門的且つ実践的な授業を受けます。
大学・短大・専門学校までを対象に、推薦やAO入試等、幅広い入試対策を行います。せっかく育んだ才能を、次のステージでさらに輝く為、一人一人に合わせた柔軟且つきめ細やかな進学指導をすることが特徴です。
ミシンや調理器具に触ったことがない生徒も、ファッションコースであれば、1年生で基礎縫い、2年生でスカート・ワンピースの製作、3年生では裏地付きジャケット製作と段階的な独自カリキュラムがあります。フードコース生も、最終的には和・洋・中のコース料理が作れるようになります。
全国平均より大幅に高い合格率を誇ります。
ファッションコース生の集大成として、3年次の学園祭で大規模なファッションショーを企画実施します。自らデザイナー・製作者・モデルまたは時には裏方となり、「チームで1つのものを創作する」過程を学びます。
フードコース生は3年次の学園祭で特設レストランを開設します。事前に近隣企業の方などに試食していただき、試行錯誤を重ねながら、チームでオリジナルのコースメニューを創作します。
最終的にはチームでの創作活動が主となるため、協調性や様々な価値観と揉まれる中での独創力が身につきます。
「ファッション」「フード」いずれのコースも、生徒が失敗を恐れる事なく、授業を通して数多く実践・披露する場を設ける事を大切にしています。また、保育に関しては、同じ学園に幼稚園が併設されていることを活かし、実際に園児と関わりながら学ぶことができます。
国語、数学、英語、理科、社会の学習に加えて、生活に関わりのある衣食住の分野の基礎的な勉強を行います。
また全員が基礎的なファッション製作を行います。
授業外で生活に関わる企業見学などに出かけたり、地元のレストランとコラボで商品開発に取り組んだりします。
評論・小説等、様々なジャンルの作品に触れる事で、「論理的な読解力の習得」「語彙の増強」「表現力の向上」を目指します。また古典にも触れながら、言語・文化についても理解を深めます。
数学が苦手な人にも丁寧に分かりやすく指導します。数学の良さを感じてもらうと同時に、社会に出た時に使う「論理的な考え方」も養います。
英語を使って自己紹介や調べたこと・考えの発表ができる授業です。文法の基本からもう一度しっかりと学ぶこともできます。英検3級の問題集を副教材に使用し、将来的な資格取得にも対応した内容です。
「社会」・「産業」・「生活」の関わりや、衣・食・住に関する産業や職業を学びます。現場で働く社会人の生の声を聞く等しながら、自分の将来についてじっくり考えます。また、幼稚園児が使用する遊具製作等、幅広く実習も行います。
衣服の機能・材料・洗濯・保管など様々な角度から学びます。また、実習が多く、基礎縫い17種を学びます(4級検定を実施)オリジナルエプロンやスカートの製作やコーディネート発表会も行い、それぞれの個性・才能を伸ばす授業であることも特徴です。
国語・数学・英語などの教科に加えて、衣・食分野の基礎知識を幅広く学びます。特に、調理実習・ァッション製作を経験し、これらの分野の基礎力がつきます
「ファッションコース」「フードコース」のいずれかを選択します。
それぞれのコースでファッション製作、調理実習などを重ね、技能を高めます。
子どもと保育についても学ぶことができます。
世界諸地域の政治的、経済的、文化的枠組み等を学ぶことで、自分たちの生きている現代が、前の時代とどのように違うのかも学びます。また併せて、センター試験に対応できる実力の養成も行います。神社仏閣や博物館訪問レポートがあることも特徴で、教室を飛び出した学びがあります。
「三角関数」・「式と証明」から「高次方程式」・「図形と方程式」という分野まで勉強します。数学が苦手な人にも丁寧に分かりやすく指導します。数学の良さを感じてもらうと同時に、社会に出た時に使う「論理的な考え方」も養います。
1学期はソフトボール・卓球、2学期はバドミントン・ダンスを中心に行います。3学期は今までのダンスの授業をベースに、生徒自ら創作ダンスを行います。体を使った表現力も養成します。
子どもの発達や生活(健康管理・食事・被服・遊び等)や、保育・子育て支援等に関する知識と技術を学びます。絵本作成やベビーシューズ作りも授業の一環として行います。
■ファッション造形
ショートパンツ・ブラウス・スカート・ワンピースの製作を行います。採寸・製図・見積もり・地直し・裁断・しるしつけ・仮縫い・本縫いまで、あらゆる行程を行い、完成物は「コーディネートショー」で披露します。これらの体験を通して、被服検定3級・2級が合格できる力を養います。
■フードデザイン
高木学園オリジナルのコックコートを着用して調理を学びます。調理の基本や栄養素に関する知識を学び、和食・洋食・中華など幅広いジャンルの料理を創作できるよう、スキルを高めます。食物調理技術検定3級・2級が合格できる力を養います。
■調理 (ファッションコース限定)
「煮る・炒める・焼く・蒸す・揚げる」という調理の基本をまずはしっかりと学びます。その後、鮭のムニエル等から調理実習を行っていきます。食物調理技術検定3級程度レベルの献立作成・調理が出来るようにすることが目標です。
■ファッションデザイン (フードコース限定)
「色相、明度、彩度」という色の三属性から、色彩の心理・配色技法・流行とデザインまで学びます。食を使用したアクセサリー作りやテーブルコーディネート制作、Yシャツのリメイクまで行います。
「ファッション」「フード」いずれかのコースを選択し、応用力を身につけます。実習時間が多く、専門的に実践力を養います。また、保育の授業ではこどもに接する実践も行います。
第2学年で選択したコースの勉強をさらに深めます。
秋の学園祭で、ファッションコースはファッションショーを企画・開催し、フードコースはレストランを実施します。
直線運動、力の運動の法則、 日常に潜む力(摩擦力)、エネルギー等、生活に密接した現象を多く扱います。実験を通して、物理学の基本的な概念や原理・法則を理解し、科学的な見方や考え方を身につけます。
1学期はソフトボール・卓球、2学期はバドミントン・ダンスを中心に行います。3学期は今までのダンスの授業をベースに、生徒自ら創作ダンスを行います。体を使った表現力も養成します。
独唱・合唱・楽器演奏(リコーダー・打楽器など)、自由発表を通して音楽を楽しみ愛する心を育てるとともに、感性を高め、音楽の力を伸ばします。また、バロック時代~古典派を中心に音楽鑑賞することで音楽文化にも触れます。
日本や世界の住生活・文化から、住まいの機能・住空間まで最初に学びます。一人暮らし用の平面図を実際に作成実習したり、「床・壁・天井・家具・カーテン」等、様々なインテリアデザインも学びます。
※写真は実際にインテリアを雑誌から切り貼りしてイメージを膨らませている授業の様子です。
■ファッション造形
高い専門技術が求められる被服検定1級検定のジャケット製作や、ファッションコース2年間の集大成である「ファッションショー」のための応用作品やグループ作品製作を行います。被服検定1級合格も目標としています。
■フードデザイン
幼少から老年まで、ライフステージに沿った献立・調理、またはテーブルコーディネートも学びます。秋の学園祭では高校生レストランとして大量調理を学び、腕を磨きます。食物調理技術検定1級合格を目指します。
生活の3本柱の1つである「住」について理解し、2年生で選択したコースの専門性をより深めます。学園祭で3年間の集大成として、ショーやレストランを企画・運営します。
中学生の時に「将来、洋服に関わる仕事に就きたい」と考え、高木学園の家庭科を選びました。最初はミシンを含め不慣れな事ばかりでしたが、3年間で技術力も磨けました。卒業後
は服飾系の学校へ進学し、夢の実現にむかっていきます。
A O さん
幅広く学びながら保育の知識も得たいという思いから高木学園の家庭科を選びました。料理の経験がないところから検定試験を合格できたこと、高木祭の代表、商品開発プロジェクト、部活動などに積極的に活動した経験が自信になっています。人格形成において大切な幼少期に関わる、子どもにとって重要な大人になりたいという夢に向かって引き続き大学で勉強しています。
M・Nさん