2018年9月5日
在校生のみなさん、保健室の前の掲示板に今、こんなものが貼ってあるのに気づきましたか?
養護の先生の手作り「Reframing(リフレーミング)」です。リフレーミング???と思った方もいるかもしれません。
たまたま、webで探したPsychology Todayというサイトに、リフレーミングとは何かについて説明されていたものが、とても分かりやすく、また参考になりましたので、ご紹介します。
“Life is sometimes difficult. We don’t get what we want, and we get a lot of what we don’t want.
(人生はときどきとても難しいことがあります。私たちがそうであったらいいなということは起こらず、起こらないで欲しいと思うことが、起きてしまったりします。)
We can start to slip into a mindset, of “Life shouldn’t have to be this hard, or “What’s wrong with me that I have so many challenges” or “My life is cursed.”
(そんなとき、よく私たちはこんな風に思い始めます。「人生はこんなに辛くて大変であるべきでない」とか「私にこんなに困難が襲ってくるなんて、いったいなぜだろう」「私の人生は呪われている」)
These kinds of thoughts may or may not be true. If we continue to play these same thoughts over and over in our mind, they become more believable. One of the skills to develop as mature, resilient individuals is that of reframing. To reframe is defined as “placing something in a new frame.” When we change our point of view on any given situation, the facts remain the same, but a deliberate shift is made in how we see it.”
(こんなふうに考えることは、正しいかもしれませんが、正しくないかもしれません。もし私たちがこんなふうにいつも思っていたら、それを信じてしまうようになります。成熟した、困難に打ち勝てる(resilient)人であるための一つのスキルが「リフレーミング」です。「リフレーミング」とは、「何かを新しい視点で見る」ことです。もし私たちが、ある事柄の見方を変えたとしたら、事実はそのままであっても、受け止め方に大きな違い(シフト)が起こります。)
(www.psychologytoday.com の2017年12月14日 ”Reframing”より英文を引用)
「リフレーミング」は、物事をもっと、前向きに明るく理解できるようにすることにもつながりますね。
実際、養護の先生が作ってくれたこのそれぞれの〇は
一見「怒りっぽい」ということも、実は見方を変えると
「感受性が豊か、情熱的、正義感が強い」という風にも解釈できる、と書かれています。(それぞれの〇を裏返してみてください。)
たしかに、そう言われてみると、そうかもしれませんね。
こんなふうに、「リフレーミング」できたら、生きることをもっと前向きにとらえられ、人生も楽しくなりそうです。ぜひ保健室前のこのコーナー、皆さんも実際に見てくださいね。なるほど!という発見がいろいろありそうですよ。