閉じる
高木学園女子高等学校

理事長日記

来年の修学旅行も”グローバルな交流”

2017年10月26日

本校の修学旅行先を来年変更することをお伝えしました。(これまで数年間はグアムを訪れていたのですが、昨今の国際情勢をふまえると、生徒の皆さんに安全に修学旅行に参加して頂けるかという点について非常に不安があるため、やむを得ず変更をすることとなりました。)

変更して訪れる先は1)台湾 あるいは 2)九州で、生徒の皆さんにどちらかを選んでいただく形にしました。

なぜ、この二つの候補を選んだかについて、簡単にお伝えしたいと思います。

かつて、国内で修学旅行を行っていたときから旅行先をグアムに変更したときに、「これからはますますグローバルに人がつながっていく時代なので、在校生の皆さんにも高校生のうちから異文化に触れて欲しい。修学旅行を通じて広い世界に関心を持って、世界で活躍する女性への一歩を踏み出して欲しい」と考えました。そこで、グアムの現地の大学生と交流したり、グアムで活躍されている方のお話をうかがったりする機会を創ってきました。

今回、国際情勢の影響で修学旅行先を変更することになりましたが、修学旅行で皆さんに経験して欲しい基本的な考え方は全く変わっていません。それぞれの行先で、国は違いますが、広い世界に接してグローバル体験ができるようなプログラムを実施しようと考えています。

 

 

台湾では、台湾の大学生と英語や日本語・中国語など多言語を使いながら交流して、台湾の街を歩いたり文化に触れたりする機会を創っています。

 

 

 

 

 

 

また、台北の高校にもお邪魔して、現地の高校生とも交流することを考えています。

 

 

 

 

 

 

台湾は、第二次世界大戦の終戦まで日本が統治していた時代が続いたこともあり、今も街の中を歩いていると「日本家屋だ」と思ってしまうようなものもたくさん見かけることができます。そんな家屋も、中をレノベーション(改築)して、素敵なカフェやお店になっていたりするところも多く、歴史を感じながらの街歩きも楽しいです。

 

 

 

 

九州では、九州の文化・名所にふれることももちろんですが、大分県別府にある立命館アジア太平洋大学(APU)の学生さんたちと交流するプログラムを検討しています。立命館APUでは、世界中からの留学生が英語・日本語で学んでいて、とてもグローバルな環境の大学です。普段の生活では、接する機会のない国からの留学生などとも実際に交流することができます。「その国では、どのような企業があるのか」「その国では女の人は、どのような仕事につくことが多いか」などというような話をすることもできますし、「その国ではどのようなテレビ番組や食べ物、アイドルが人気なのか」というような文化的な面から話をすることもできると思います。

日本から海外を訪れても(台湾の場合)、日本にいても(九州の場合)、世界中の人とともに生きていくことを経験してほしいというプログラムを準備しています。どちらでグローバルな経験をしてみたいか、そのような視点からも今回の行先をどちらにするか、考えてみてください。

Return to Top ▲Return to Top ▲