2017年9月22日
今日の商業1年生の授業の中で、教科書に「光触媒や炭素繊維などの新しい素材を使ったビジネスも生まれています。」という説明がありました。
ビジネスは今まさに世の中で起こっていることがテーマです。生徒たちには教科書を読んで理解するだけでなく、実際に身の回りの社会を見たりテレビや新聞、雑誌、ネットなどからその動きを感じて欲しいと思っています。
ということで、たまたま直前に私が訪問させて頂いた企業で購入した「光触媒スプレー」を生徒たちに紹介しました。
「みんな、これ、私が昨日東芝科学未来館でたまたま購入した光触媒スプレーなんです。今、ちょうど授業で”光触媒”という単語が出てきたけど、光触媒ってどういうものだか知ってますか?酸化チタンなどの光触媒素材に光が当たると、汚れのもとや臭いのもとなどが化学分解されて、汚れや臭いが消えてしまうというものです。それがスプレーになっているのがこちら。このスプレー、使ってみたい人?!」
と聞いてみたところ、勢いよく
「はいっ!」
と手をあげてくれた生徒がいました。その彼女にスプレーを渡して
「あとで、効果があったか教えてね。」
しばらくして・・・
「先生、これ、試しました!」とのことだったので、
「何に試したの?どうだった?」と聞いてみると
「カーテンとゴミ箱です!臭いが消えました。」とのことです。
このような新しい素材やテクノロジーを活用したビジネスがどんどん生まれて来ているのです。商業科の皆さん、ぜひこれからも街の中を色々観察してみてください。
(ちなみに、私は光触媒の技術を発見された、東京理科大学の藤嶋学長先生のお話を直接うかがったことがあり、藤嶋先生から『太陽と光しょくばいものがたり』というとても分かりやすい絵本を頂きました。今度商業科のクラスに持っていきますので、興味を持った皆さんはぜひ読んでみてください。)