2017年8月20日
今日は午後から、「池坊 花の甲子園」が開催されました。ここしばらく練習を重ねてきた華道部の生徒たちも、いよいよ本番を迎えるということで、緊張の面持ちでお茶の水の池坊会館へと向かいました。
この「花の甲子園」では、45分という制限時間の中で3つのお花の作品をいけます。お花は当日渡されるまで、何が入っているか分からないので、その場での判断力・創造力が求められます。また、3人の生徒がチームで参加し、1人一つの花器を担当します。
昨年はこの「花の甲子園」地区大会において、本校は悲願の優勝を飾り、全国大会出場を果たしました。(優勝校のみが地区大会代表校として11月の全国大会に参加できるのです。)昨年のメンバーは2名が3年生だったため、今年はほぼ新しいメンバーでの挑戦となりました。
多くの審査員の方がいけこみ中も審査をされる中、生徒たちは必死にお花に向かいます。
そして45分後にお花を完成させた後には、3分半の制限時間の中で3人の花についてプレゼンテーションを行います。この際に、チームのテーマや持ち込み花材(各チーム1種類のみ、好きな花材を持ち込むことができます)、ミニチュア花器(一つだけ、器も小さなものを持ち込むことができます)を含めながら3人の作品について解説します。
お花の作品の技量、そしてプレゼンテーションなどが総合的に判断されて、順位が決まります。今回の関東大会南では10校が参加し、4位までの学校が「入賞校」になるとのことでした。
生徒たちは、練習でさまざまな注意を受けた点をふまえて、プレゼンテーションまで行いました。
結果は3位。入賞はできましたが、2年連続の優勝はなりませんでした。
今年のチームにはさまざまな課題がありましたので、最後の追い込みで入賞できるレベルに達したということは、驚きでもあり、嬉しいことでもありました。生徒たちも戦うということの厳しさを実感したのではないかと思います。地区大会の壁、そして全国の壁は今とはくらべものにならないほどの努力・準備を重ねてはじめて突破できるものだと思います。今日の経験をふまえて、今後にむけての闘志を燃やして欲しいと思います。
ここまでの間、生徒たちの指導に大変お世話になりました池坊の森先生、また本日の大会でお世話になりました池坊関係者の皆様に、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。