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高木学園女子高等学校

理事長日記

創立者の命日に想ったこと

2019年6月25日

6月24日は、学校法人 高木学園の創立者・髙木君先生の命日でした。

朝方は激しく雨が降っていましたが、お昼過ぎには雨もやみ、創立者の墓前に到着した時には青空が広がっていました。

 

髙木 君先生は、明治時代に生まれた女性ですが、女性も「社会で信頼され、役に立つ」存在になることが大切だと感じ、そのための学校を創りました。「信頼される女性、実際に役立つ女性」は明治~昭和~平成の時代にも必要でしたが、少子高齢化が進む令和の今~これからの社会ではかつてないほど大切になります。

 

 

 

 

 

実は今、ビル・エモットさんというイギリスのジャーナリスト(元『エコノミスト』誌の編集長)の書かれた『日本の未来は女性が決める!』という本を読んでいます。

その中で、ビル・エモット氏はこのように書かれています。

「日本の未来は、女性たちの要望や能力にふさわしい質と量の仕事、社会や政治への参加が実現し、自分たちの潜在力を発揮できるかどうかにかかっている。(中略)創造性、生産性、さらにはリーダーシップを含むすべての分野において女性の役割を拡大する動きは、2020年代、2030年代の日本を強くし、さらには新しく作り変える可能性を大きく秘めた、未来の潮流である。(中略)日本の未来は、この潮流が起こるか、起こらないかによって決まる。」(第1章より抜粋)

創立110年以上の時を経て、「信頼し得る女性、実際に役立つ女性」の存在がこの日本の未来に欠かせないということを、日本をよく知る海外のジャーナリストの方までもが提唱されています。君先生の想い描いたような女性、君先生のような女性をこれからの日本~グローバルな世界に輩出できるように、英理女子学院高等学校の教育を充実させたいとの想いを強くしました。

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